こんにちは、調剤事務歴15年のうさぎ太郎です。
「これから調剤事務として働いてみたいな」と考えている未経験者さん、調剤事務として企業に採用されるため有利な資格をご存じでしょうか?
「調剤報酬請求事務専門士のような知識を証明できる資格かな?」と思われる方も多いかもしれませんね。もちろん知識を証明する資格があれば有利と言えます。
しかし、調剤薬局現場にとってはもっと「前提として持っておいてほしい資格」があるのです。
今回はその資格についてお話します!
調剤事務に必須の資格は「普通車運転免許(AT限定可)」!!
「これから調剤事務という仕事に就きたいな」と考えている未経験者さん、もう調剤薬局の求人は見てみましたか?
もう何件か求人を見てみた方は「?」と感じていることがあるかもしれません。それは調剤薬局の求人に軒並み「要普通自動車免許」という文言があること。
ちょっと極端なものだと
必須資格は普通自動車免許のみ。経験不問です!
未経験OK、人気の薬局事務!運転免許必須!
このように薬局の求人のトップに大々的に書かれているものも見受けられます。(上記2件はリアルに今日ネットで私が見た求人です)
そう、調剤事務と言えば知識に関する資格があると有利かと思われがちです。しかし実は未経験の調剤事務さんに即戦力として求められている資格は運転免許であることが多いのです。
都市部である、在宅業務はしていない等、一部の調剤薬局では車を運転する業務のない会社もあるかもしれませんが、地方だと必須の調剤薬局が多いのが実情です。
そして少子高齢化がますます加速するこれからの調剤薬局業界は、今後さらに在宅医療を支える役目を担っていきます。そのため運転して現場に出向く業務も増えてくると考えられます。
調剤薬局で車を使う業務・場面はこんなにある!
調剤事務の仕事のイメージは処方箋受付やPC入力業務のイメージが強いかもしれませんが、実は調剤薬局から外出する機会も意外とあるんです。
私が経験した車を使う業務はというと・・・
- 在宅や施設の患者さんへ、お薬の配達・集金
- 自店に在庫のない薬品を、系列店舗や他の薬局さんに分けてもらいに行く
- 自店に在庫のなかった医薬品を、患者さんの自宅にお届けにあがる
- 系列店舗に欠員がある場合の応援
- 銀行への入金・釣銭金の両替
- 郵便局や宅配業者へ郵送物の持ち込み
- 勉強会やミーティングがあり、そのための移動
- 備品の購入に出かける
一部の調剤薬局では当てはまらないこともあるかもしれませんが、大多数の調剤薬局で上記にあげた業務が1つもない調剤薬局はまずありません。
もちろん、上記業務は、薬局内の誰がやっても構いません。
しかし基本的に薬剤師は必要以上の外出をしない方が良いので、薬剤師じゃなくてもOKな外出業務に関しては、調剤事務が積極的に回したいところです。(薬剤師さんの手は来局する患者さんのためになるべく空けておきましょう)
運転免許不要で求人を出している調剤薬局があれば、それは「他にやってくれる人がいるから、あなたに絶対必要というわけではない」という前提だと思っておくのが無難かなと思います。
調剤事務はどうしてもPC周りで働いているイメージがありますが、全ての業務が薬局内で完結する仕事ではないということですね。
運転が苦手な場合、働きたい薬局でどれくらい運転することがあるか面接の時に聞いておくと安心かもしれません!
求人に「要運転免許」と書いていなくても運転する業務が無きにしも非ずなので、面接では念のため確認はした方が無難かも。
具体的に新人さんに運転免許をもっていてほしい場面をあげてみると・・・未経験の人が入社し、処方せんがどんどん舞い込んでくる時間帯で教育係の人が忙しい時。
「調剤事務でも出来る、簡単だけど急ぐ外出業務」が発生したシーンを想像してみてください。教育係の調剤事務が行くより、未経験の人が行った方が現場が円滑に回ることが分かると思います。業務に慣れていないうちは積極的に外出する業務をやってくれると、現場としてはとてもありがたいのです。
要運転免許=マイカー必須?
さて、前述したように調剤事務の仕事は割と車を運転する機会が多いことがお分かりいただけたと思います。
ところで、全国展開しているような大手チェーン薬局から個人薬局まで全ての薬局に「社用車」があるわけではありません。
そもそも自動車がなくても通勤できる立地にある薬局に採用されたとしても、店舗が多数あるような大手薬局では系列店舗への異動が前提で、(自動車がないと通勤不可能のため)運転免許だけでなくマイカーが必須要件のこともあります。
うさぎ太郎の実体験でお伝えしますと
ドラッグストア併設型薬局は入社時にマイカーを所持しておくことが必須要件でした。社用車はなし。全てマイカーを使って業務をします。社用車がないため、通勤手段もマイカーが前提です。他店舗への人事異動も受け入れなくてはいけませんでした。
次に転職した個人薬局では、社用車が用意されていたためマイカーは不要でした。通勤は自転車や徒歩でもOK。在宅・介護施設業務が多い薬局だったので、運転する機会は殊更多かったです。小規模な薬局のため在庫がないことも多く、系列店舗へ分けてもらいに車を走らせることも多々ありました。
こんな感じです。
マイカー必須ではなくて安心する人もいるかもしれないし、運転が苦手な人は「社用車」と聞くと慣れていない車を運転するのは怖い、と感じるかもしれませんね。
ただ、社用車がある場合も経費の兼ね合いで軽自動車であることがほとんどだと思われます。極端に運転しにくい車が社用車になっていることは少ない印象です。
ここら辺の不安は面接の時点で解消しておくことをおススメします!
採用面接で「運転について」話をされるかどうか
では、調剤事務のお仕事にそこそこ自動車の運転が必須だとお分かりいただいたところで、実際に面接で聞かれることはあるのでしょうか。
うさぎ太郎は人生で3社、薬局の採用の面接を受けました。その中で自動車の運転について触れられたのは
3件中2件。66%です。
母数が少ないのでなんとも…という感じですが。
車の運転について聞かれたのは中四国を中心に展開するドラッグストアを母体としたドラッグストア併設型薬局と小規模薬局各1件。
聞かれなかったのは日本屈指の規模のドラッグストアを展開している企業で、これから調剤薬局併設を拡大していこうとしている「薬局はこれから」の会社でした。
運転について聞かれなかった企業は、薬局に関わっている人材がまだ少なそうで、現場業務にはタッチしていなさそうな本社の採用担当の人でした。実際に薬局で働いている人は同席せずでしたね。
ちなみに、「実際の薬局現場を知らない採用担当者」のみで面接が行われるときは、採用担当者と現場の間で認識の乖離が起こっていることが少なからずあります。
このような面接ではちゃんと自分から突っ込んで質問してみてくださいね。他にも質問したいことがたくさんあるかもしれませんが、入社して「面接でこんなこと言われてなかった!」というギャップは事前になるべく防ぎましょう。
実際の面接で! 運転に関して聞かれたこと&車にまつわるリアル
前述したようにうさぎ太郎は3社中2社で運転について話が展開されました。
実際にどういうことを面接で言われるか気になる方もおられると思うので紹介しますね。
1社目:マイカー所持必須のドラッグストア併設型薬局(新卒正社員)
(履歴書確認のうえ)うさぎさん、運転免許はもってるけど、わが社はマイカーが必須なんです。持っていますか?
(募集要項を読んでその件については承知の状態)まだ大学生で車は持っていませんが、入社までに親が今使っているものを譲ってもらう予定です。
それなら大丈夫ですね。我が社は片道1時間は通勤可能範囲とみなしますので、ご理解くださいね。
こんな感じでした。
社用車はないので全ての業務がマイカーです。月末締めでその月の業務で使用した走行距離を報告し、ガソリン代が給与と一緒に振り込まれました。
ガソリン代はその月の全国平均単価/ℓ×走行距離で計算され、純粋にガソリンにかかる部分のみの支給でした。
ちなみにこの会社は新卒でも例外なく車が必須でした。新卒でも遅くとも半年以内に買わされていましたね。
ドラッグストア部門と条件を同じにしていたので、ちょっとこれはこの会社が特殊かもしれません。この条件を受け入れられるかどうかはかなり人によりそうですね。
2社目:在宅業務中心の小規模薬局(パートでの応募)
うさぎさん、運転の方はどうですか、得意ですか?
「運転が得意!」というわけではありませんが、前の薬局でも分譲や配達に行ったりはしていました。免許はゴールドです。
この薬局ではそんなに運転の機会が多いですか?
そんな感じで前の薬局で働けていたならOKです。
うさぎさんは基本的に受付に立っていてもらいますが、店舗間で在庫のやり取りをする時や、施設に配達があるのに行ける人がいない日は代わりに行ってもらうこともあるかもしれないです。
可能な限り協力します!
こんな感じでした。
社用車は全台カーナビなしのミライースです。社名入りの車だったので、少し緊張感がありますね。
面接で言われていた業務以外に、毎週銀行に入金に行ったり、月に1回施設に集金に行ったり、時々郵便局に行くのも私の仕事です。
運転免許がなくても、求人はある!
では、現在普通自動車運転免許をお持ちでない方は調剤事務として採用されないのか?と言えばそうではありません。
数は少なくなるかもしれませんが、それでも求人があるのが調剤事務という職業えのよいところです。
求人に「要運転免許」となっていなければ、面接で本当に不要なのか聞くのが無難なことに変わりはありませんが、運転免許がなくても働ける求人ももちろんあるからです。
理由としてはこんなことが考えられます。
- 車を必要としない立地の会社
- 車を必要としない運営を確立させている会社
- 薬剤師以外にお薬を配達させないルールの会社
- 薬剤師多め、調剤事務少なめの人員配置の会社
- パート採用の場合、正社員が運転に関してはカバーしてくれる会社
- 運転免許を採用条件から外してでも急いで人員を確保したい会社
もし⑤だったら、運転免許があろうがなかろうが入社すること自体を再考した方が良さそうですが(苦笑)、こんな感じで必ずしも必要としない求人もあります。
運転免許がない方も、根気よく探してみてくださいね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
実は知識系の資格より運転免許の方が重要と薬局側が考えている理由がお分かりいただけたでしょうか。
知識は仕事をこなしながら身につけることが可能ですが、運転免許を就労後に取得するのは現実的ではありません。なので履歴書に「普通自動車運転免許」が書いてあるかどうかで、採用されるか否かが大きな分かれ道になります。
調剤事務というと「薬局の中でPC作業や薬剤師さんのお手伝いをしている」イメージが強いのではないかと思いますが、意外と薬局の外に出る機会もあるのです。
未経験の調剤事務を目指す人の参考になれば幸いです^^
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