こんにちは、調剤事務歴15年の元調剤事務うさぎ太郎（３年を目処に調剤事務への復職考え中）です。
新卒からずっと働いてた薬局から他の薬局に転職した際、一番困ったのが介護保険でした。今までの薬局では全然取り扱っていなかったのに、転職先は介護保険が売り上げの半分以上を占める薬局だったのです。。。
そして、まず困ったのは何かと言えば介護保険と併用できる公費についてでした。
なので、今回ご紹介する便利ツールは介護保険と公費の併用の可否をまとめた表です！
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介護保険には併用できる公費と、出来ない公費がある
既に介護保険の取り扱いに慣れている人は、今回の記事はスルーしてくださってOKです！
ただ、介護保険の取り扱いに慣れていない方は、まずここでつまずくと思います。
介護保険には公費を併用出来るもの・出来ないものがある・・・？【54】指定難病は介護保険にも使えるけど、【21】自立支援（精神通院）は使えない・・・
医療保険だけ扱ってきた私にはやっかいだな！！他の公費はどうなのよ！？
と。
公費を持っている患者さんに当たる度に「併用可なの？不可なの？」を調べるのが面倒くさすぎて、そして転職した先の先住調剤事務さんも特に調べていなかったので、いい機会だとまとめてみることにしました。
それがこちらです。
ちなみに上記の表は公費の優先順位別で並べているので、公費の優先順位を把握したい人もどうぞお役立てください。
私の感覚としては介護施設に入居されている患者さんでは【54】【12】を使うことが多いと感じているのですが、その他上記に○がついているものも併用可能です。
【21】をお持ちの患者さんも割と多い気がしますが、それは併用不可です。
レセコンのメーカーにもよりますが、私が使っていたレセプティネクストは、介護保険の点数には自動で公費適用にならなかったので、介護保険と公費併用の際はちゃんと公費対象としてレセコン入力されているか確認をした方が良さそうです。
介護保険で算定する居宅療養管理指導は、介護保険の支給限度額の対象外
また、ここは、介護保険超初心者の人だけ読んでくださったら良いのですが・・・介護保険の保険証には「利用限度額」が記載されていて、しかも「単位」という記載なので初めて介護保険証を見たうさぎ太郎は戸惑いました。
「円」でも「点」でもなく、「単位」なんて馴染みなさすぎる！！
という感じだったのですが、大丈夫。
居宅療養管理指導は介護保険適用ですが、介護保険の支給限度額の対象にはなりません。
つまり、他のサービスで介護保険の支給限度額を満額利用していても、訪問限度回数を超えなければ1割～3割の負担で利用することができます。なので、薬局で管理指導料だけ算定する分にはこの表記はスルーしてOKなのです。
あぁ、よかった。公費だけでなく居宅療養管理指導単体でも上限がある・・・とかだと事務的な管理が煩雑過ぎて頭が爆発するかと懸念しましたが、問題なしでした。。。
訪問限度回数さえ守れば、介護サービスの支給限度額は気にしなくて大丈夫。居宅療養管理指導は支給限度額の対象外です。
今回のPDFを自薬局用に編集したい人へ
ということで、介護保険と併用できる公費についてPDFにまとめましたが、それぞれの薬局さんで使い勝手の良いように編集したい方もおられるかもしれません。
このブログに私の作成したエクセルをまるまる載せるのはちょっと控えさせていただくのですが、先に載せているPDFをダウンロードしていただいて↓のサイトを利用してエクセルに変換することで、自由に編集可能になりますので、ぜひご活用ください！
いかようにも、あなたの薬局で使いやすいように編集してみてください！
患者さんが介護保険の対象の患者さんが片手で足りる位しかおられなかったら、この表に対象者のメモ欄などを書き足しても使い勝手が良くなるのではないかと思います。
印刷サイズもA5に１個印刷出来れば便利だけど、A5を使わないお店はA4で印刷→カットして使ってみてもらえるといいかなと思います。
まとめ
いかがだったしょうか？
大きな規模の薬局さんなどは、今回紹介したよう表などなくても、すでに何らかの勉強会などを開催され周知の事実というレベルの知識かもしれません。
一方で小さな規模の薬局だと完全に個人任せで、特に薬局に寄っては介護保険ってそんなに件数取り扱っていなくて、都度都度調べているっていう薬局さんも実は少なくないと思っています。
そんな薬局さんはぜひ今回の表を自分の薬局用に編集しまくって、効率化を図ってみてください。
新人さんに教える時にも、活用できるのではないかと思います＾＾
また、うさぎ太郎が作ったこんな簡易な表より、「もっといいもの使っているよ！ブログで紹介してもいいよ！」って調剤事務さんがおられましたら、ぜひコメント欄やお問い合わせフォームからお知らせいただけると、うさぎ太郎が喜びます（笑）。
また、共有できる調剤事務の便利ツールが用意できましたら、ブログ記事を作成したいと面ますので、お楽しみに！
「調剤事務のお部屋」ブログは基本的に毎週月曜日更新で頑張っております。よろしければ、ちょこちょこ覗きに来てね！
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